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テーマ | Mille et une nuits(千夜一夜) |
内容 | 2024年にモンペリエ・ダンス・フェスティバルで初演予定の新作、『Mille et une nuits(千夜一夜)』の創作の一環として、人間の声と身体の関係に着目し、不自然な声という特殊な美学を探るリサーチを行う。トランスジェンダーとして、身体から声を離脱する試みは人間の声と身体の既成の関係を変える政治的な美学と考えるダラビ氏は、過去の知識を未来志向のテクノロジーに接続することで、声を解体し、新しい存在の探求を試みた。 |
■公開プログラム:アーティスト・トーク
日時 | 2022年12月8日(木) 16:00-16:45 |
場所 | 廣東會館倶樂部(横浜) |
タイトル | Mille et Une Nuits – 千夜一夜 |
・アーティスト・トークの内容
現代のイランと「シルクロード」諸国におけるクィア神話としてのシェヘラザードの人物像に関するリサーチをもとにした最新プロジェクトを紹介。と柔和とともに、戦いと怒りの神話的側面を浮き彫りにし、クィア・フェミニストの本質的な関わりを理解しようと試みを共有した。
→アーティスト・トーク
■公開プログラム:ワークショップ
日時 | 2022年12月15日(木) 19:00-21:00 |
場所 | 森下スタジオ(東京) |
タイトル | Vulnerability – 脆弱性 |
■プロフィール
英語表記:Sorour Darabi
イラン出身のアーティストで、独学でパフォーマンスを学び、2013年からパリを拠点に活動する。渡仏後、モンペリエ国立振付センターで研修し、『Subject to Change』(2015年)や『Farci.e』(2016年)を発表。2018年、モンペリエ・ダンス・フェスティバルで発表した、ムハッラムの追悼の儀式に影響を受け、悲嘆、恐怖、苦しみといった感情への問いを題材に、愛情、脆弱性、影響を受けた存在への叙情歌『Savušun』で注目を集める。
近年では、クンステン・フェスティバル・デザールから委嘱を受け、現代神話の交差点にある無限の領域としてのジャングルに着想を得た『Mowgli』(2021年)を発表。また同年、「自然」の概念を問う作品、『Natural Drama』を発表した。
→来日者紹介