戻 る
■リサーチ概要
テーマ | From the page to the stage: 日本のオルタナティブからの新しい劇作 |
内容 | 日本の現代演劇で取り上げられるテーマや論点とともに、コミュニティ、移民、ジェンダー、アイデンティティ等のマイノリティ(少数派)の芸術活動についてリサーチを行った。滞在中、劇作家や演出家、翻訳家、関係者との面会の他、日本に居住する外国人や日雇い労働者と協働するNPOを訪問してネットワークをつくり、ディアスポラ(母国を離れて暮らすコミュニティ)から芽生える現代の舞台芸術について考えるワークショップを行った。 |
■活動実績
2014年8月9日 | 来日 |
2014年8月10日‐9月25日 | アーティストや舞台芸術関係者、アートNPOの主宰者と面会 京都、大阪、神戸、富山等視察 SCOTサマーシーズン2014や劇場で観劇 など |
2014年9月5日 | パブリックトーク 森下スタジオ |
2014年9月20日・21日 | ワークショップ 森下スタジオ |
2014年9月26日 | 帰国 |
■パブリックトーク
・パブリックトーク開催概要
日時 | 2014年9月5日(金) 19:00-20:30 |
場所 | 森下スタジオ Sスタジオ |
タイトル | 「Doomed by Hope: Masrah Ensembleとベイルートで演劇をつくること」 |
・パブリックトークの内容
アラブの春以降、政治や社会の急激な変化に揺れる中東諸国の中で、劇団「Masrah Ensemble」とともに、どのようにアラブ圏のアーティストとコラボレーションを行い、また、演劇を実践しているのかについて、これまでの舞台作品やワークショップ等の事例を交えてプレゼンテーションした。
パブリックトークのプレゼンテーション全文 →
■パブリックトークの内容
・開催概要
日時 | 2014年9月20日(土)・21日(日) 14:00-17:00 |
場所 | 森下スタジオ Sスタジオ |
タイトル | 「Performing Arts from Diaspora:ディアスポラの舞台芸術」 |
・ワークショップの内容
言語的にマイノリティの立場にいる人々によるフォーマルまたはインフォーマルな演劇活動について、これまでの活動のストーリーや情報を共有し、多様なディアスポラ(母国を離れて暮らすコミュニティ)から芽生える現代の舞台芸術について考えるワークショップを行った。
■プロフィール
英語表記:Eyad Houssami
イェール大学で演劇学を専攻。大学卒業後、シリアのダマスカスを拠点に活動を行うが、シリアの政治情勢の影響を受け、レバノンのベイルートに拠点を移し、演出家、作家として活動している。2011年に「Masrah Ensemble」を設立し、近年では、アムハラ語、アラブ語、英語の3言語を繋ぐリーディングシリーズ「Triangles」に取り組み、アラブ圏のアーティストとともに活動を行う。また、アラブ圏の現代演劇と社会情勢の変化の関係をテーマとしたエッセー集「Doomed by Hope: Essays on Arab Theatre」を監修し、2012年に出版した。