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■リサーチ概要
テーマ | 演技の理論と実践(1428-2020) |
内容 | 新作、『演技の理論と実践(1428-2020)』の創作の一環として、日本の伝統芸能における演技や演者の役割に関するリサーチを行った。同作は演劇における俳優の役割や人物像に問いを投げ掛ける、グローバルな演技理論の言説をデータベースとするアイデアを出発点とし、欧米の近現代の演劇とともに、それ以外の国や地域の伝統的な舞台芸術や近現代の演劇を対象としている。滞在中、能楽師や能面師、能楽や現代演劇の研究者等と面会してインタビューを行った。また、能や神楽、田楽を視察し、日本の伝統芸能について理解を深めた。 |
■活動実績
2020年1月26日 | 森下スタジオ |
2020年1月27日‐2月19日 | アーティストや舞台芸術関係者と面会 横浜ダンスコレクションやTPAM in 横浜を視察 |
2019年2月10日 | 能楽師や能面師、能楽や現代演劇の研究者等と面会 能や神楽(岩手、滋賀、広島、島根)、田楽(静岡)を視察 アーティストや舞台芸術関係者と面会 |
2020年2月18日 | アーティストトーク 森下スタジオ |
2020年2月19日 | レジデンス終了 |
■パブリックトーク
・パブリックトーク開催概要
日時 | 2020年2月18日(火)19:00-20:30 |
場所 | 森下スタジオ Sスタジオ |
タイトル | 「演技の理論と実践(1428-2020):日本編」 |
・パブリックトークの内容
「演技の理論と実践(1428-2020):日本編」の構想とともに、日本の伝統芸能における演技や演者の役割に関するリサーチのプロセスと成果を紹介するプレゼンテーションを行った。プレゼンテーション後、立教大学教授、横山太郎氏をゲストに迎えて、日本の伝統芸能について議論を行った。
■プロフィール
英語表記:Maxime Kurvers
1987年、サールブール生まれ。ストラスブール大学で舞台芸術を専攻し、ストラスブール国立演劇学校で舞台美術を学ぶ。在学中から、ジェローム・ベルの演出助手を務め、卒業後も演出助手を務めながら、演劇作品の舞台美術を数多く手がける。2015年、演出家として、『pie`ces courtes 1-9』を発表。2016年に『音楽辞典』、2018年に『悲劇の誕生』をフェスティバル・ドートンヌ・パリで上演。日本では同作品をシアターコモンズ19で上演した。なお、2016年よりラ・コミューン国立オーベルヴィリエ演劇センターのアソシエイト・アーティストを務めている。