事業概要
セゾン・アーティスト・イン・レジデンスでは、ヴィジティング・フェローとしてShanghai Dramatic Arts Centre(SDAC、上海話劇芸術中心)の国際プロジェクトのディレクター、またACT Shanghai International Theatre Festival(上海当代戯劇節)でプログラム・ディレクターとして活動されているオフェリア・ジアダイ・ホァン氏をお迎えいたします。
ホァン氏は2020年にShanghai Dramatic Arts Centreで芸術的な発展を支援するプラットフォーム「SDAC Lab」を設立し、中国の伝統的な演劇のプロダクションシステムの外で活動する新進アーティスト、特にインディペンデントのアーティストの新しい表現と芸術的な試みを後押ししています。中国の他の組織とは異なるプロデュースモデルに従い、プロセスに重点を置いた実験の場として、国際的なコラボレーション、レジデンス、共同製作の機会を提供しています。
今回の来日では、日本の現代演劇におけるアーティストとインスティテューションの関係に焦点を当て、日本における演劇作品の創作方法、また国際的なコラボレーションや共同製作がどのように行われているのかをリサーチします。日本の現代演劇の重要な担い手についての知識を深め、つながり、今後の国際的な交流の可能性について話し合いたいと考えております。
滞在期間中、日本の舞台芸術の状況や背景、魅力などを理解していただくため、舞台芸術関係者と交流していただく予定です。ご協力をよろしくお願い申し上げます。
滞在テーマ
アーティストとインスティテューションの関係:芸術的発展のダイナミクス
滞在期間
2022年12月1日(木)‐12月28日(水)
*12月上旬、トークを開催予定
滞在場所
森下スタジオ(東京都江東区森下3-5-6)
令和4年度文化庁「アーティスト・イン・レジデンス活動支援を通じた国際文化交流促進事業」
プロフィール等の詳細は以下からご覧ください。
来日者のご紹介
ケアマネジメントを用いたアーティスト支援の提言作成報告
2023年度の「次世代の芸術創造を活性化する研究助成」助成対象者、ケアまねぶによる研究成果や提言内容を共有する報告会を開催します。
開催日時:2024年9月10日(火)19:00-20:45
長田における在住外国人の「文化権」について考察と実践を重ねた一年間の報告
2023年度の「次世代の芸術創造を活性化する研究助成」助成対象者、横堀ふみ氏による研究成果や提言内容を共有する報告会を開催します。
2023年度のAIR事業としてオーストラリアのフッツクレイ・コミュニティ・アーツに滞在したマユンキキ氏と田村かのこ氏による報告会を開催します。
Visiting Fellows offers artistic development opportunities for international artists and arts managers to research the contemporary performing arts scene in Japan.