~岩手県における文化政策概況を踏まえた、アーティスト・イン・レジデンスの可能性についての報告~
セゾン文化財団では、2025年度の次世代の芸術創造を活性化する研究助成の報告会を開催します。助成対象者のトランジット・アーツ・ラボのメンバーによる活動報告と、美術家の藤浩志氏をゲストに迎えたディスカッションを実施します。
報告者:坂田 雄平 河野 桃子 トランジット・アーツ・ラボ
ゲスト:藤 浩志(美術家・プロジェクトディレクター)
日時:2026年9月2日(水)19:00-20:45
会場:Zoomウェビナー
参加:無料(事前申込制)
申込方法:ご参加をご希望の方は以下のリンクからお申込みください。
https://www.saison.or.jp/260902debriefing/register
※後日、アーカイブ配信も実施いたしますので、アーカイブ配信のご視聴を希望の方も上記のリンクからお申込みください。
報告会概要
この30年間、縮小する地域社会に対して、文化政策はその役割を拡大してきました。文化芸術基本法の改正をはじめとする近年の法制度や計画は、地域文化の現場に浸透しているのでしょうか。また、人口や財政が縮小する局面において、文化政策が本質的価値、社会的価値、経済的価値を生み出すことは現実的に可能なのでしょうか。私たちは、こうした問いに着目してきました。
本報告会では、これからの地域社会がとりうる選択肢について、岩手県の文化政策概況調査をもとに考えます。また、地域文化政策のパラダイムシフトを促す契機として、地域のアーティスト・イン・レジデンスに可能性を見出し、その果たす役割について事例とともに報告します。(トランジット・アーツ・ラボ)
トランジット・アーツ・ラボ
被災地支援やコロナ禍の市町村との連携を通じ、アーティスト・イン・レジデンス等の持続的な仕組みづくりを推進。自治体や文化団体に関わり、地域課題の調査から政策提言、事業の社会実装まで支援する。
坂田 雄平 NPO法人いわてアートサポートセンタープロデュサー
TRANSIT ARTS LAB代表、NPO法人いわてアートサポートセンター、宮古市民文化会館のプロデューサーとして劇場運営、社会共創文化室長としてアーティスト・イン・レジデンス、教育普及、文化観光、調査研究事業を所管。岩手県芸術文化コーディネーター、(一財)地域創造「公共ホール現代ダンス活性化事業」コーディネーター等も務める。2003年に桜美林大学パフォーミングアーツ・インスティテュート、07年より財団法人地域創造、12年より北九州芸術劇場を経て、17年より現職。。
河野 桃子 編集者・ライター
大学で演劇・舞台制作を専攻。報道メディア・雑誌編集などを経て、現在は舞台芸術分野のライター・編集者。公演パンフレット製作のほか、公立文化施設やフェスティバルなどでの取材・執筆・広報、国際演劇祭や欧州文化首都への派遣、日本舞台芸術ネットワーク「日本の演劇」未来プロジェクトなど舞台芸術関連事業の報告書等作成、CoRich舞台芸術まつり!審査員等。災害支援団体のメンバーでもある。
ゲスト
藤 浩志 美術家・プロジェクトディレクター
鹿児島生まれ。京都市立芸術大学在学中は演劇に没頭し、公共空間での表現を模索する。パプアニューギニア国立芸術学校講師、都市計画事務所勤務を経て「地域、適正技術、協力関係」を軸としたプロジェクト型の美術表現を全国で実践。十和田市現代美術館館長、秋田市文化創造館館長、秋田公立美術大学教授を歴任。主な作品「2025カエルの池シンポジウム」「Kaekko」「Jurassic Plastic」等。 https://www.fujistudio.co
ーー京都小劇場演劇における支援・資源との関わり方の多様性について
セゾン文化財団では、2025年度の次世代の芸術創造を活性化する研究助成の報告会を開催します。助成対象者の京都小劇場研究会のメンバーによる活動報告と、批評家の佐々木敦氏をゲストに迎えたディスカッションを実施します。
報告者:柴田 惇朗、岡田 眞太郎(京都小劇場研究会)
ゲスト:佐々木 敦(批評家)
日時:2026年8月19日(水)19:00-21:00
会場:KAIKA 〒600-8445 京都府京都市下京区岩戸山町440 江村ビル2F
定員:30名
参加:無料(事前申込制)
申込方法:ご参加をご希望の方は以下のリンクからお申込みください。
https://www.saison.or.jp/260819debriefing/register
※後日、アーカイブ配信も実施いたしますので、アーカイブ配信のご視聴を希望の方も上記のリンクからお申込みください。
報告会概要
演劇と支援の関わり方は複雑だ。助成金の登場以降、演劇人のキャリアは一種の「助成金すごろく」として理解できるようになった。同時に、このような標準的なキャリアモデルに乗らない/乗れない活動も多く存在する。彼らは助成金とどのように距離を取っているのか。また、助成金ではないどのような「資源」を使って活動を続けているのだろうか。
本発表は京都の小劇場演劇に関するアーカイブとインタビュー調査に基づく。そこで語られた多様な活動の目的や戦略を振り返りながら、とりわけ「支援」から距離を取る演劇人の活動に焦点を当てつつ、演劇人と支援・資源との関係を改めて問い直す。(京都小劇場研究会)
京都小劇場研究会
社会学および地理学の学術研究での経験で培った社会科学の知見を生かし、京都小劇場演劇界に関する研究を進め、その界隈のつながりを創出することを目的として結成。これまでの主な活動として、インキュベーション キョウト「若者と劇場の距離」リサーチの実施などがある。
柴田惇朗
京都の小劇場演劇シーンを中心に調査を通じて、創作と制度、価値の言説の関係を模索する研究を行っている。芸術社会学。パフォーミングアーツ・グループ「ソノノチ」にアーカイブ担当として参加し、長期でフィールドワークを実施中。主な刊行物に「小劇場界の『業界化』の過程における内的言説」の分析」(論文、2025)など。日本学術振興会特別研究員PD(関西学院大学)。博士(学術)。
岡田眞太郎
1991年、京都府宇治市生まれ。2024年3月に京都大学地理学研究室博士課程を除籍。社会資源の地理的差異について研究。劇団トム論に所属し主に俳優として活動。京都小劇場研究会として京都の演劇公演のアーカイブを作成中。NPO劇研に非常勤職員として従事し、文化芸術を切り口に人材育成・芸術支援・まちづくり事業などに取り組む。
ゲスト
佐々木 敦(批評家)
1964年生まれ。批評家。音楽レーベルHEADZ主宰。多目的スペースSCOOL共同オーナー。映画美学校言語表現コース「ことばの学校」主任講師。早稲田大学非常勤講師。立教大学兼任講師。芸術文化の複数の分野で批評活動を行なっている。著書多数。演劇批評の著作に『小さな演劇の大きさについて』がある。

日時:2026年8月13日(木) 10:30〜19:00 ※入退場自由
会場:森下スタジオ(東京都江東区森下3-5-6) Cスタジオ・Sスタジオ・ラウンジ
※ラウンジは常時「交流エリア」としてオープン
料金:無料 ※予約優先、定員に達しない場合は当日受付あり
参加申込:以下のフォームからお申し込みください。
https://forms.gle/txkqYEVDBmBL8daT6(8月12日 17:00締切)
託児申込:以下のフォームからお申し込みください。
https://m-buddy.org/saison-childcare/(8月10日 17:00締切)
プログラム
👀稽古場見学
施設の基本的なスペック紹介に加え、これまでの使用例や創作現場で使える設備や備品など、実際に作品を創り上げる現場のサポートをしているスタジオスタッフが必要な情報をご案内します。
【時間】①10:30-11:15/②14:00-14:45 ※手話通訳・託児サービス(要事前申込)/③18:00-19:00
📝公募プログラム説明会
現代演劇・舞踊界で活動する芸術家の創作活動を支援するプログラム「セゾン・フェロー」の募集要項に関する説明会を実施します。
【時間】13:00-14:00 ※手話通訳・託児サービス(要事前申込)
🍵井戸端会議
📢①森下界隈のアートスペース・スタジオ情報を持ち寄ってわいわいする会
江戸の歴史や下町風情が残る森下エリア。周辺でスペースを運営する方々やクリエイターを交え、このエリアで創作する面白さや工夫、おすすめスポットなどの地元情報を交換します。
【時間】11:15-12:00
📢②広報の難しさを語る会
「伝わる言葉」を作る難しさについて語り合います。ターゲット設定やSNSと紙媒体の使い分けなど、現場の事例や悩みをざっくばらんに共有し、新たなアイデアを生む場を目指します。
【時間】15:00-15:45
📢③ふだん言葉にしないこと、ちょっと話してみる会
「これでいいのかな?」「こんな機会があったら」など、日頃の疑問や思いをゆるやかに共有し、それぞれの立場からニーズに触れる対話のきっかけを作ります。
【時間】16:00-16:45
お問い合わせ先:公益財団法人セゾン文化財団 森下スタジオ
tel:03-5624-5951(10:00-21:00)
mail:morishita-studio@saison.or.jp
主催:公益財団法人セゾン文化財団
*公益財団法人セゾン文化財団では、日本の現代演劇・舞踊の振興、および国際交流の促進を目指し、1987年より助成活動を行っています。 その一環として、当財団では現代演劇・舞踊のための稽古専用施設「森下スタジオ」を運営し、財団主催の事業だけでなく、助成対象となった個人や団体、事業にも広く稽古場を提供しています。
セゾン・アーティスト・イン・レジデンス、ヴィジティング・フェローを募集しています。
本リサーチ・プログラムは、現代演劇・舞踊の海外ネットワークの拡大、相互理解の促進を目的に、日本の現代演劇、舞踊の状況や背景、魅力等の研究を支援するプログラム。重要な役割を担うことが期待される海外のアーティスト、アーツ・マネージャーに、森下スタジオを拠点とする滞在機会を提供します。
アーティストのためのリサーチ・レジデンシー
日本の文化や芸術をテーマにした創作や、日本との継続的な協働事業を構想するアーティストを対象に、日本でのリサーチ、将来のパートナーとの出会いや対話の機会を提供。現代演劇や舞踊分野で活動する芸術家の創作プロセスを重視する。
アーツ・マネージャーのためのリサーチ・レジデンシー
将来、日本との継続的な交流事業を構想するアーツ・マネジャーを対象に、日本の現代演劇や舞踊をリサーチする機会、ネットワーク拡大のために芸術家や関係者との出会いや対話の機会を提供する。
対象期間:2026年12月4日〜12月23日、2027年1月8日〜3月31日
助成内容:募集要項に定める要件を満たすアーティストおよびアーツ・マネージャー1名につき、50万円を上限として、エコノミークラス往復航空券、滞在費(1日あたり5,000円)、活動費(1日あたり5,000円)を支援。
募集人数:アーティスト1名、アーツ・マネージャー2名
申請締切 2026年6月3日(水)
* 2026年5月31日(日)までに申請書をダウンロードしてください。
詳細は募集要項(英語)をご覧ください。
セゾン文化財団 × 瀬戸内サーカスファクトリー共同主催
創造環境イノベーション助成事業報告会
『日本現代サーカスネットワークMirai Circus Networkの3年間の総括と展望』
日時:2026年5月14日(木)19:00-20:30
会場:森下スタジオ(江東区森下3-5-6)Aスタジオ(定員20人)
後日アーカイブ配信あり
料金:無料
セゾン文化財団と瀬戸内サーカスファクトリーは助成事業報告会を開催いたします。
セゾン文化財団の助成プログラム「創造環境イノベーション」は、現代演劇・舞踊界の現在の課題を明らかにし、その解決を目指す事業を対象に支援しています。
この度は2023-2025年度の3年間の助成期間を終了した瀬戸内サーカスファクトリー「日本現代サーカスネットワーク創立、世界とのコネクト。」の報告を行います。
本事業では、国内の現代サーカスに携わる5名のプロデューサーが集まり、日本でまだ新しい芸術分野である現代サーカスという特性により創作環境や発表の場が限られる状況を改善しようと、Mirai Circus Networkが立ち上げられました。3年間にわたる助成のもと、データベース構築、ハンドブックの刊行、ウェブサイト開設、ショーケースの実施、YPAMでの発表、海外ネットワークへの発信など、多角的な基盤整備を進めてきました。現在は、会員制度の開始を含めた自立的、本格的な活動へと展開しています。本報告会では、現代サーカスを広い視点で捉えるゲストを迎えつつ、この3年間の成果と今後の展望を共有します。
登壇者:Mirai Circus Network(MiCiNet)
大野洋子(特定非営利活動法人国際サーカス村協会)、奥村優子(koen企画)、酒井淳美(Circus Laboratory CouCou)、田中未知子(一般社団法人瀬戸内サーカスファクトリー)、安本亜佐美(関西エアリアル)
ゲスト登壇者:呉宮百合香(キュレーター/ドラマトゥルク)
パリ第8大学(芸術学)・早稲田大学(文学)で修士号を取得後、早稲田大学文学研究科博士後期課程単位取得満期退学。研究・批評の視点をもとに、現在はダンスを中心とした公演・展示・フェスティバルの現場に携わる。現代サーカスにも、日仏現代サーカス交流プロジェクト『フィアース5』のプロセスオブザーバーをはじめ、企画執筆や制作支援の各側面から継続的に関わってきた。急な坂スタジオ プログラム・ディレクター。日本大学芸術学部演劇学科非常勤講師。DEZAR inc.共同代表。
内容
<助成事業活動報告>
創造環境イノベーションプログラムの紹介:岡本純子(セゾン文化財団)
助成事業報告
メンバーの活動紹介
助成事業報告+世界における現代サーカス説明
※3年間の事業内容:日本における現代サーカスデータ収集、ハンドブックVol.1-Vol.3、公式ウェブサイト、日本現代サーカスショーケース、YPAMエクスチェンジにおけるプレゼンテーション、海外ネットワーキングでのPRなど
<日本の舞台芸術界における現代サーカスの位置>:呉宮百合香
<ディスカッション「今後の日本の現代サーカス」>:MiCiNetメンバー、呉宮百合香
①創作環境について
②発表機会(国内、国外)について
③文化行政、公的機関(劇場など)が現代サーカスを認知し一芸術分野として認められるためには など
参加申し込み
参加申込フォーム
※参加をご希望の方には定員の関係上、ご希望に添えない場合がございます。
お申込み後、数日以内に参加の可否についてご連絡いたします。
お問い合わせ:公益財団法人セゾン文化財団
foundation@saison.or.jp
03-3535-5566
主催:公益財団法人セゾン文化財団*、一般社団法人瀬戸内サーカスファクトリー
*「助成事業に係る広報活動やネットワーク構築」の一環として実施します。
フライト・グラントは、日本を拠点に活動する芸術家・制作者・舞台技術者を対象に、海外への渡航費を支援するプログラムです。
正式に招聘を受け海外で実施される本公演、コンペティションなどへの参加を支援します。
募集スケジュールや提出書類など、申請に関する詳細情報は、募集要項をご確認ください。
詳細については以下からご覧ください。
→ 2026年度フライト・グラント
「ダンスのエコシステムにおける『サポート』への考察」
ニア・アグスティナ氏はこれまで、ドラマトゥルクやプログラマーとしての実践を通じ、インドネシアのダンスシーンにおける若手育成やプラットフォーム構築に尽力してきました。今回のトークでは、資金のみではないサポートのあり方を模索してきたインドネシアでの活動背景や、日本での滞在リサーチのテーマである「サポートの再定義」「ともにいること(Being Present)」の可能性について、来場者と共有します。
日時:2026年2月25日(水) 19:00-20:30
会場:森下スタジオ(江東区森下3-5-6)
申込方法:以下のGoogleフォームからお申し込みください。(定員15名)
Google Form: https://forms.gle/s8tEpi34352xHRUZ6
プロフィール等の詳細は以下をご覧ください。
トークのご案内
主催:公益財団法人セゾン文化財団
「Imagining Disaster――災害を想像する」
オリバー・ツァーン氏はこれまで、ナショナリズム、身体化された知、政治的記憶などを扱いながら舞台作品を創作してきました。それらの過去の作品群について、また、自然の力や景観が人類の歴史や社会に与える影響を扱う一連の新作に向けておこなわれる、日本での「防災」のリサーチについて、来場者と共有します。
日時:2026年2月5日(木) 19:00-20:30
会場:森下スタジオ(江東区森下3-5-6)
申込方法:以下のGoogleフォームからお申し込みください。(定員15名)
Google Form: https://forms.gle/EBzehMkoRynQKSbT7
プロフィール等の詳細は以下をご覧ください。
トークのご案内
主催:公益財団法人セゾン文化財団
セゾン・アーティスト・イン・レジデンスでは、インドネシアのジョグジャカルタを拠点に活動するダンス・ドラマトゥルク、プログラマー、ライターのニア・アグスティナ氏をお迎えいたします。
ニア・アグスティナ氏は2014年に「Paradance Platform」を設立し、以降の活動を通じて、インドネシアのダンスシーンにおける若手実践者の育成や批評プラットフォームの運営などに取り組んできました。アグスティナ氏の活動の核には、振付家と「ドラマトゥルクであり、友人である(dramaturg-friend)」という親密な関係を築きながら創作に寄り添う姿勢があります。2020年には国際交流基金アジアセンターのフェローとして来日し、日本の若手アーティストのためのプラットフォームを調査しました。
今回の滞在では、そのリサーチをさらに深化させ、「ダンスにおける『Support』を再定義する——Being Present, Being Human」というテーマを掲げます。日本のアーティストやキュレーター、プロデューサーらとの対話、パフォーマンスの観劇、アーティストが集まる拠点への訪問を通じて、単なる制度としての支援に留まらない、人間として「ともにいること(Being Present)」に基づいたサポートのあり方を探求します。
本リサーチを通じて、日本の舞台芸術のエコシステムへの理解を深めるとともに、将来的な国際協力や対話の可能性を見出すことを目指します。滞在期間中、舞台芸術関係者の皆様との交流を予定しておりますので、ご協力をよろしくお願い申し上げます。
滞在テーマ
ダンスにおける「Support」を再定義する——Being Present, Being Human
滞在期間
2026年2月3日― 3月4日
滞在場所
森下スタジオ(東京都江東区森下3-5-6)
※森下スタジオで、2月25日(水)にトークを開催予定。詳細は追って発表いたします。
セゾン・アーティスト・イン・レジデンスでは、ドイツを拠点に活動する演劇作家、パフォーマーのオリバー・ツァーン氏をお迎えいたします。
オリバー・ツァーン氏は、広範なフィールドワーク、アーカイブ調査と自己実験に基づいた作品を制作してきました。これまでの代表作には、「ヒトラー式敬礼」の身振りの文化史を扱った『SITUATION WITH OUTSTRETCHED ARM』(2015年)、社会を前進させるための営みとしての「忘却」をテーマにした『IN PRAISE OF FORGETTING』(2019年)およびそのデジタル空間版(2020年)、そして、過剰な手洗いなどの「強迫的な儀式」を通して衛生に関する社会的・医学的言説を扱った『PURITY』(2024年)などがあります。
今回の来日では、自然の力や景観が人類の歴史や社会に与える影響を扱う一連の新作に向けた、出発点となるリサーチを予定しています。具体的には、東日本大震災以降に建設された東北地方の防潮堤や、現代の免震・耐震構造建築など、「防災」に関わる様々な施設や構造物を巡るフィールドワークが計画されています。また、関連するテーマを扱うアーティストや芸術関係者との対話を通じ、将来的なコラボレーションや創作・発表につながるネットワークの構築にもつなげていきたいとお考えです。
滞在期間中、本テーマに基づいて日本の舞台芸術の状況や背景などを理解していただくため、舞台芸術関係者との交流を予定しております。ご協力をよろしくお願い申し上げます。
滞在テーマ
防災 (DISASTER PREVENTION)
滞在期間
2026年2月2日― 3月8日
滞在場所
森下スタジオ(東京都江東区森下3-5-6)
※森下スタジオで、2月5日(木)にトークを開催予定。詳細はこちらをご覧ください。
2025年度の「次世代の芸術創造を活性化する研究助成」助成対象者、京都小劇場研究会による研究成果や提言内容を共有する報告会、「縮小する地域社会のなかで、文化政策はどこへむかうのか?~岩手県における文化政策概況を踏まえた、アーティスト・イン・レジデンスの可能性についての報告~」を開催します。
開催日時:2026年9月2日(水)19:00-20:45
2025年度の「次世代の芸術創造を活性化する研究助成」助成対象者、京都小劇場研究会による研究成果や提言内容を共有する報告会、「支援を受けない演劇人――京都小劇場演劇における支援・資源との関わり方の多様性について」を開催します。
開催日時:2026年8月19日(水)19:00-21:00
この夏、森下スタジオではどなたでも参加できるオープンスタジオを開催します。
スタジオ見学や助成事業についての説明会、一息ついて井戸端会議など様々な企画を通して、普段見ることのできない森下スタジオをのぞいてみませんか?
重要な役割を担うことが期待される海外のアーティスト、アーツ・マネージャーに、森下スタジオを拠点とする滞在機会を提供します。
2023-2025年度の3年間の助成期間を終了した瀬戸内サーカスファクトリー「日本現代サーカスネットワーク創立、世界とのコネクト。」の報告を行います。